おいしくって安全なお話2023年48号(ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう!)
暑かった夏も終わり、肌寒くなってくるとよく耳にするのがノロウイルスの食中毒です。加熱不十分なカキなどの二枚貝などで話題になるイメージがありますが、実はノロウイルスの食中毒の8割以上が調理する人からの汚染が原因であると考えられています。
今回はそんなノロウイルスの食中毒の特徴と家庭での対策についてお伝えします。
●ノロウイルスの特徴
ノロウイルスの感染者は10月~3月あたりにかけて増加するため注意が必要です。また夏場でもリスクがなくなるわけではないことがわかりますね。
●「手洗い」で今すぐできる!ノロウイルスの食中毒予防
ノロウイルスは左記の特徴から、一度食品についてしまうと対策が難しくなります。まずは「ウイルスを食品につけないこと」が大切です。食品につけないためには私たちの手のウイルス対策、つまり手洗いの徹底がとても重要です。
特にトイレは基本的にノロウイルスがいると考え、トイレ後はしっかり手洗いをすることが重要です。ハンドソープで手洗いをして手指の汚れや油をしっかり洗い流すことでウイルスを取り除くことができます。
●2度洗いが有効!
手洗いは「ハンドソープをつけて、60秒のもみ洗いをして15秒間すすぐ」を1回より、「ハンドソープをつけて、10秒のもみ洗いをして15秒間すすぐ」を2回行ったほうが効果があるという報告があります。
労働省のWEBサイトにも適切な手洗いや2度洗いの効果についての情報があります。あわせてご覧ください。
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