おいしくって安全なお話2023年26号(輸入食品は怖い?)

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おいしくって安全なお話2023年26号(輸入食品は怖い?)

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Q・『食料自給率が低いから、輸入に頼るのはしょうがないのかな?でも輸入食品は何か危険そう。
 週刊誌にも「危ない食品」という記事があったわ!輸入食品の検査って1割くらいしかされてないって聞いたけど大丈夫?』

A・『検査だけで安全を確認しようとすると、全品検査しないといけないでしょう?
 食品の安全を守る為には、検査以外の取り組みも重要なんです。輸入食品の安全性は次のように確認しています。』

輸入時対策
・輸入前の事前相談・指導があります。輸入食品監視指導計画に基づいて、国がモニタリング検査を実施します。輸出国の情報により、違反の可能性が高い食品等は、輸入者に検査実施を命じます(検査命令)。
・違反の可能性の高い特定の国、食品は一律に輸入禁止する包括的輸入禁止措置がとられます。また違反を繰り返す輸入者は、営業禁止又は停止の処分があります。

輸出国対策
・食品によっては、輸入の際に衛生証明書の添付が必要なものがあります。違反の可能性が高いものについて、二国間協議で原因究明、対策を要請します。輸出が多い国、違反事例が多い国の情報収集、現地調査を実施します。
・輸出国への日本の食品衛生管理規制・監視指導の情報提供、検査技術の向上などの技術協力を行っています。

国内で流通しているものは
 国内で流通している食品は、輸入品も国産品も同じ基準が適用され安全性は同じです。また基準は「超過したら危険」というものではなく、管理するための目安として設定されています。
例えば、令和3年度で中国から輸入された食品については、約89万件の輸入届出件数に対して194件の食品衛生法違反があり、違反率は0.02%でした(全輸出国での違反率は0.03%なので中国が高いわけではありません)。これは輸入食品が危険ということではなく、危険なものが流通しないようにチェックされているという事です。

参考:厚生労働省 「輸入食品監視業務FAQ」

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