おいしくって安全なお話2024年9号(輸入食品の安全性について)

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おいしくって安全なお話2024年9号(輸入食品の安全性について)

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国内の自給率が下がっていく中で、どうしても原材料や食品を輸入に頼っています。それでも、輸入食品を不安と感じるのは、きっと、輸入食品の安全性の確認や管理が、どのように行なわれているか、見えにくいところがあるからではないでしょうか。
今回は輸入食品の不安と品質管理について、お答えします。

☝不安①輸入食品は不安だと感じている人はいるの?

 東京都が2016年に輸入生鮮食品の安全性について、世論調査を行った結果では、『全く不安がない・あまり不安がない』の合計は16.8%『とても不安がある・少し不安がある』の合計は80.9%と、8割の方が何かしら、輸入食品の安全性に不安をもっているという結果でした。

☝不安②違反事例が多いって聞くけど、中国のものは大丈夫?

輸入件数の多い上位5カ国の違反件数は? 【厚生労働省より(令和3年輸入食品監視統計)】

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厚生労働省が公表した、令和3年の輸入食品監視統計です。違反件数は中国が194件と一番多くなっていますが、これは輸入件数が一番多いためです。中国製品は他国より多く検査が実施され、厳しく監視されています。違反率も低く中国製品が特に「危険!」ということではないことがわかります。また、違反が見つかったものは廃棄等の措置が取られ、国内で流通することはありません。

☝不安③どんな風に管理されているか分からない

食品の安全性は、食品衛生法によって都度届け出することが義務付けられており、輸入食品でも国産品でもまったく同じ基準(残留農薬、食品添加物、微生物など)が適用されています。これらの審査が通らなければ、輸入はできません。違反を繰り返す輸入者に対して改善指導がされますが、必要に応じて輸入者の営業は禁止又は停止となります。
厚生労働省は、輸入食品について日本の基準に沿った生産をしてもらうために、輸入者などに農薬や添加物などの使用基準、その他情報を提供したり、製造工場の確認や圃場(産地)の調査、技術協力などを行いながら品質管理を行っています。

☝東海コープで行なっている海外製品フードチェーン登録

東海コープでは、海外製品を取り扱う場合、「海外製品フードチェーン登録」をおこなっています。登録には、製造者、輸出入業者、販売者の情報や、原料の圃場、原料や製品の検査結果、工場点検結果、原材料まで追跡出来るかを確認しています。また、検査センターにて、取扱い前の検査も行っています。

コメント 2024-02-02 130853.png東海コープホームページに「おいしくって安全なお話」のバックナンバーがあります。

東海コープ