おいしくって安全なお話2023年46号(食品ロス削減と「賞味期限」の年月表示のお話

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おいしくって安全なお話2023年46号(食品ロス削減と「賞味期限」の年月表示のお話

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日本の食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)は、世界中で飢餓に苦しむ人々への各国からの食料支援量を超える量で年間523万トン(令和3年)、毎日一人"お茶碗約1杯分(約114g)" が捨てられているそうです。今回は、食品ロスを削減する活動の一つ「賞味期限の年月表示」についてお知らせします。

●賞味期限の年月表示

賞味期限は「決められた方法で保存した場合、期待されるすべての品質が保持できる期限」で、消費期限のように期限後すぐに食べられなくなるものではありません。賞味期限表示の食品は品質の劣化がゆるやかで、長く品質を保てます。
製造から賞味期限までの期間が3か月を超える食品は、賞味期限の表示を「年月日」ではなく「年月」での表示が可能ですが、消費者庁の調査(令和4年)では、このことを65%の方が「知らない」という結果でした。年月表示が、なぜ食品ロス削減につながるのでしょうか。
食品の小売業では、製造日から賞味期限までの期間が3か月以上のものは、その期間が1/3以上残っているものを販売するように決めていることが多く、これが食品ロスを増やす一因になるということで、見直される傾向にあります。
年月日表示の場合、仕入れの時期によっては販売期限が守れず廃棄していた食品でも、年月表示にすることで一部は廃棄する必要がなくなります。
「賞味期限」表示の食品は表示されている「月」の月末まで品質も心配ありません。もちろんそれを過ぎても直ちに食べられなくなるわけではありません。こうした食品を捨てずに活用することも、ご家庭からの食品ロスを減らすことにつながります。
最近増えてきている賞味期限の年月表示は、こうして食品ロス削減に貢献しています。

「期限」についてのお問合せで多いのは…

Q 開封してからどれくらいもつの?
A 保管状況に影響されますのでお答えできません。
 開封してしまうと、外気や食品を取り分けた器具などの影響を受けます。例えば細菌が付くと、細菌の種類や付いた量によってどのくらい日持ちするかは変わってきます。そのため「開封後いつまで持ちます」とはお答えできません。

コメント 2023-10-19 104702.png東海コープホームページに「おいしくって安全なお話」のバックナンバーがあります。

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