【相談】やっぱり多い、通販トラブル その2(名古屋市消費生活センター くらしのほっと通信 夏号より)
2019年度の名古屋市消費生活センターの消費生活相談件数は、12,794 件で、販売形態では「通信販売」の相談が全体の約3分の1(4,345 件) を占めています。
インターネット通販を含むすべての通信販売に、クーリング・オフ制度(法的な契約解除)はありません。返品や解約ができるかは業者が定めたルールによります。
インターネット通販では、申し込み画面の後に出る契約内容を確認する画面(最終確認画面)をよく確認して申し込みましょう。注文確定の画面や注文受付メールは保存しておきましょう。
トラブル事例)こんなはずじゃなかった!?インターネット通販 その2
事例4)解約できないと言われた!
インターネットで予約したLCC (※注)の航空券をキャンセルしようとしたが、できないと言われた。以前、同じ会社でキャンセルしたときは返金されたのに、納得できない。
対応4)
LCC の航空券は、「キャンセル不可」を条件に価格を下げて販売している場合があります。契約ごとにキャンセルのルールが違うので、よく確認しましょう。
(※注)LCC(Low Cost Carrier):運航する機種を限定する、機内サービスを有料化するなど、効率的な運営をすることで、低価格で航空輸送サービスを提供する航空会社の総称。
事例5)相談したら不審な引き落としが!?
クレジットカードの明細書に覚えのない請求がある。1 か月前、スマホの電源が入らなくなったので、インターネットで検索して見つけたサイトに相談したことはあるが、有料サービスを申し込んだ覚えはない。
対応5)
気がつかないうちに、申し込み完了のボタンをクリックしていたのかもしれません。注文受付メールが届いていないかを確認しましょう。継続して支払う契約になっている場合があります。解約の手続きをしましょう。
事例6)自宅待機中の子どもが、オンラインゲームで多額の課金をした!
クレジットカードの明細書を確認すると、来月の引き落としが20 万円にもなることがわかった。新型コロナウイルス感染症の影響で休校になった未成年の子どもが、オンラインゲームで課金したためだった。とても払えない。
対応6)
未成年の子どもが親権者の同意なしにした契約は、取り消しできる場合があります。ゲーム会社やアプリ提供ストアに申し出ましょう。クレジットカードは、カード会社から貸与されたものです。名義人には、カードの管理責任があります。
詳しくは、
名古屋市消費生活センター くらしのほっと通信 夏号→ (パソコン用pdfファイル 全4ページ 8.8MBが開きます)
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※消費者トラブルは、一人で悩まずに「消費者ホットライン(局番なしの188)」にご相談ください。お近くの消費生活相談窓口をご案内いたします。
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コープあいち「くらしの相談室」052-781-6176 → (コープあいちの組合員の皆さん向け「相談窓口」はこちらです)
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