おいしくって安全なお話2025年21号生産者を応援したくなる「有機栽培」のお話

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おいしくって安全なお話2025年21号生産者を応援したくなる「有機栽培」のお話

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 ちょっと特別に感じる「有機栽培」の表示。有機栽培の農産物って、どんなものでしょうか。
「有機栽培」の農産物は、「化学的に合成された肥料及び農薬の使用をせず、土壌の力を発揮させ、環境に配慮した栽培方法を採っている農場」で取れた農産物のことをいいます。実際に表示するには、その栽培方法を確認する第三者機関の認証が必要で、合格するには「有機栽培をしていない農場から一定の距離が離れていること」や「その農産物の栽培前にも3年間その農場が農薬を使用していないこと」などの細かい取り決めがあります。

●無農薬とは表示できないの?

 有機栽培が化学合成農薬を使用せずに栽培しているのなら、「無農薬栽培」と書いてくれたらわかりやすいのに…、と感じるかもしれません。無農薬栽培と聞くと「土壌に残った農薬や周辺から飛散した農薬を含めた、一切の農薬を含まない農産物」と受け取る可能性がありますが、実際はそこまで厳格に管理することはできません。そのため、「無農薬栽培」と表示することは20年ほど前から禁止されています。
 また農薬は、産地で正しく使用している限りは、食品に残留しても安全なように管理されているため、「農薬を使わないことこそが安全」とイメージされることも誤解につながります。

●努力して栽培している生産者を応援しましょう!

 高温多湿な日本は、害虫や病原菌の影響を受けやすく、その防除のために農薬が使われる場合があります。日本の耕作面積のうち、有機栽培は1%未満という調査からも、農薬を使わない栽培には多くの努力を伴うことがわかります。虫や病気の害を受けやすい農産物は、被害が出てしまうと全滅して、農家の経営に大きく影響する場合もあります。
 そんな中でも有機栽培に挑戦している生産者の皆さんは、化学合成された農薬や肥料に頼らずに、土つくりや栽培方法を工夫し、環境にも配慮して、より良い農産物を生産しようと努力されています。日本全体でも、将来にわたって安定的に食料を供給できる取り組みを進めており、その一つとして有機栽培の拡大が期待されています。私たちが有機栽培農産物を利用することで、生産者をバックアップしましょう!

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東海コープ