福島第一原子力発電所の事故と東海コープの事業・活動の考え方
東海コープ事業連合の放射性物質検査
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放射性物質検査に関する基本的な考え方と検査方法について
東海コープ事業連合として、放射性物質にかかわる自主検査を実施し、行政の実施しているモニタリングやそれにともなう規制が適切に機能していることを確認しています。検査はゲルマニウム半導体を使用したガンマ線スペクトロメトリーという、ガンマ線を放出する放射性物質を精密に測定することの可能な機器を用いて実施しています。
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検出限界値について
検出限界値とは、検査の対象とする成分を検出することができる最小の量のことを言い、検査で使う機器の性能や検査法により異なります。
東海コープの放射性物質検査の検出限界値は、
飲料・水・牛乳・乳児用食品:放射性セシウム1ベクレル/kg その他の一般食品:放射性セシウム10ベクレル/kg、又は20ベクレル/kg としています。
食事摂取量調査
東海コープ事業連合では、全国のコープに協力し、実際の食事からの放射性物質の摂取状況を検査によって調べることを行っています。この取り組みは日本生協連が主催し、福島県100件あまりを含む全国組合員に協力いただいて実際と同じ食事サンプル2日分を集め、参加生協の検査施設で手分けして詳細な検査をする、という日本では類を見ない大がかりなものです。2011年冬に第1回を実施し、その後毎年調査を継続、食事中での放射性物質が問題のない量であり、さらに着実に減少し続けていることを確認しています。