知ってほしい「生産者の今」 ロッセ農場 ~産直豚~

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知ってほしい「生産者の今」 ロッセ農場 ~産直豚~

身近な商品値上げの中で、コープの商品を生産してくださっている生産者のみなさんの「今」をレポートしました。 

「生産者の今」ロッセ農場(岐阜県高山市) ~産直豚~

未来の食卓に、品質の高い商品をお届けしたい

■畜産にかかせない資料の高騰

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右から山田知実さん、岡田健生さん

ロッセ農場は、年間約50,000頭の肉豚を出荷し、コープ宅配の産直豚肉をお届けしています。えさは、トウモロコシや脱脂大豆など混ぜ合わせた飼料をメーカーから購入していますが、ウクライナ侵攻による穀物価格の高騰でかつてないほど値上がりしており、1.5倍にもなりました。

豚を1㎏大きくするのにエサが3kg必要です。えさ代は経営のコストに占める割合が大きく、それ以外にも施設の光熱費や、豚の輸送費など、あらゆるコストが上がっています。生産者として努力できるところはすべてやっていますが、現在はその努力を超えてしまっているのが現状です。


■豚の健康を一番に

豚肉のおいしさは、飼育環境や与える飼料が大きく関係しています。病気感染のリスクを最小限におさえ、健康な豚を育てる為、社員以外の農場への立ち入りを禁止するなど徹底したバイオセキュリティーを実施。豚舎を完全コンピュータ制御の空調コントロールで適切な温度と湿度を保っています。オールイン・オールアウト方式で、周期的に豚舎を空にして入念な水洗、消毒をしています。

オールインオールアウト.png

「オールイン・オールアウト」 分娩舎に導入される母豚自身も消毒を行います。



飼料は、通常の配合飼料を給与した豚肉以上の品質にするため、輸入原料だけに頼らず平成15年よりリキッドフィーディング(液状化飼料給与)※ を約5割使用しています。
豚の消化吸収が良くなり、生育がよく肉質が向上します。また、未利用・未使用使用食品を有効利用する資源のリサイクル化にもつながっています。ただ近年は他社からの引き合いも多く、原料価格、輸送量共に値上げをしています。

加工 リキッドフィーディング うどん.png加工 リキッドフィーディング パン.png

▲左:ゆでた麺 右:食パンや菓子パン類
吸収や生育がよくなるなど、資源循環だけでなく肉質の向上になっています


※平成15年からパン、麺類、小麦粉など、食品会社から届く未利用・未使用食品を資源として有効活用しています


■たくさんの方に豚肉を食べてもらいたい

あらゆる価格高騰だけでなく、生産者として豚熱などの見えないものと闘うことがとても大変です。

自分で作る自給自足なら安心して食べられますが、それが難しい現代、私たちは組合員のみなさんの「代わりに作る人たち」だと思って豚肉を生産しています。ぜひ「安全・安心」「高品質」の産直豚をたくさん利用していただきたいです。

今後もおいしい産直豚をお届けしますので、ぜひ応援をよろしくお願いします。
(2022年12月取材)


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組合員情報誌「ウィズコープ」でも昨年から生産者のみなさんを紹介しています。


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