知ってほしい「生産者の今」 瑞逢社 ~みそ煮込うどん~

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知ってほしい「生産者の今」 瑞逢社 ~みそ煮込うどん~

身近な商品値上げの中で、コープの商品を生産してくださっている生産者のみなさんの「今」をレポートしました。 




「生産者の今」瑞逢社(愛知県愛西市) ~みそ煮込うどん~

普段の食卓に、変わらずおいしいものを!

■人気商品も原料の高騰の波に

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▲佐藤芳男(さとうよしお)さん

愛知県の郷土料理、みそ煮込うどん。コープで取り扱いのある「みそ煮込うどん」も秋冬の大人気商品です。製造している瑞逢社は、他にもぎょうざの皮、春巻きの皮、麺の製造などの素材メーカーです。

麺やパンの主原料である輸入小麦の仕入れ価格は、ウクライナ情勢により2021年~2022年の1年間で1袋(25㎏)あたり約2割以上値上がりしました。さらに海外からの輸送のコスト、生産工場の光熱費、包装素材の高騰も影響を受けています。国産小麦もコロナ禍前から年に2回価格改定され、負担は重くのしかかっている現状です。「実は、ウクライナ情勢による穀物価格の高騰よりも前の数年前から、じわじわと原料の値上がりをしていました。いろいろ厳しい状況の中で、注文された商品をしっかりと組合員のみなさんへお届けできるように、トップシーズンは他部署から応援応援を入れて、全社をあげて製造をしています。」と話していました。

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▲主原料だけでなく、包装素材などさまざまな原料が入荷しづらい状況です




■歯ごたえのよい麺は意見交流で

お付き合いの始まりは1985年、めいきん生協(※)の組合員がぎょうざの皮や春巻きの皮を求めたことからです。瑞逢社ではぎょうざの皮の材料を生かしてうどんも製造していました。「みそ煮込うどん」は、麺の形状も組合員と検討し生協のみそを使い、めいきん生協25周年記念商品として発売されました。コープあいちでは港センターの組合員に試食を実施。その意見をもとに麺の太さや厚みを改良し、2019年9月にコープ商品としてリニューアルデビューしました。

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▲組合員の声で改善し、コープ商品としてデビュー

数年前までは、交流会や学習会、工場見学など、常に組合員と交流し、みなさんの声を聞いてきました。お話を伺った佐藤さんは、コープあいちで長年みなさんと交流のある担当者です。「商品をお届けするだけでなく、地域や組合員のみなさんに普段口にするものがどのように作られているのか、また調理の楽しさもお伝えししながら冬場はみそ煮込うどんの試食もしていました。まだまだ作り立てをすぐに食べていただくハードルが高く、実現ができていないのが残念です。」と話してくださいました。

※ 1969年めいきん生協設立、1974年みかわ市民生協設立。2010年両生協が合併して、コープあいちが誕生。 




■組合員のみなさんへお伝えしたいこと

生産者もこのような状況の中でも、秋冬のトップシーズンは他部署から応援に入り、全社あげて製造するなど、大きな値上げとならないように効率よく生産性を上げる工夫をしています。

「食料品に光熱費など値上がりがますます家計を直撃していますが、しっかり食べて元気に過ごしてもらいたいです。特に新しく生協に入ったみなさんへ実際に食べて商品を知ってもらいたい、家庭で手作りを通じて楽しくおいしく食べてもらいたいです。」と佐藤さんは話してくれました。 

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▲練り上げた生地をしっかり熟成させることで強いコシと滑らかさが出る



コシともちもちした食感の麺、味わい深い味噌スープ。冷蔵庫に常備して、寒い日にぜひ食べてみてくださいね♪
(2022年10月取材)





そのほかのくらしを支える「作り手たち」もご覧ください♪ 組合員情報誌「ウィズコープ」では11月号より、その他の生産者のみなさんを紹介しています。

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