おいしくって安全なおはなし

遺伝子組換え食品の安全性はどう確認されているの?

「遺伝子を組み換える」と聞くと、不安を感じる人もいるかもしれません。ここでは、遺伝子組換え食品の仕組みと安全性の確認方法について紹介します。

遺伝子組換え食品とは

遺伝子とは、生物の細胞の中にあり、体の特徴や働きを決める情報(たんぱく質の設計図)のことです。遺伝子の違いによって、生物の特徴も変わります。従来の品種改良は、突然変異により新しい性質を持つ品種が偶然生まれたり、異なる性質を持つ品種を交配したりすることで行われてきました。

遺伝子組換えは、目的とする性質に関係する遺伝子を利用して新しい品種を作る技術です。この技術により、従来の品種改良よりも効率的に新しい性質を持つ品種を作ることができます。

安全性はどのように確認されているの?

日本では、環境への影響や食品としての安全性などが確認されたものだけが国内で流通しています。食品としての安全性については、流通前に科学的な評価が行われます。従来の食品との違いや、新たにつくられるたんぱく質の性質、アレルギー誘発性の可能性、消化や加熱による変化などについて総合的に評価されます。

また、家畜の飼料として利用される場合には、家畜への影響や、その家畜から生産される食品を通じた人への影響についても評価が行われます。

遺伝子組換え食品に関するさまざまな情報

遺伝子組換え食品については、発がん性や長期摂取による影響などを懸念する情報が見られることがあります。一方で、日本では流通前に安全性評価が行われており、現在流通している遺伝子組換え食品は、その評価を経て安全性が確認されたものだけです。

遺伝子組換え食品の選択に対する考え方は人それぞれです。現在は表示制度などを通じて、消費者が自分の考え方に応じて商品を選択できるようになっています。

詳しくは「遺伝子組換え表示の見方」へ

気候変動や世界的な人口増加への対応には、従来の品種改良だけでは十分ではないといわれています。そのため、遺伝子組換え技術をはじめとする新しい品種改良技術に期待が寄せられています。