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「バランスの良い食事」とは?

バランスの良い食事を・・・とよく聞きますが、どのような食事でしょうか。何をどのように食べればいいのか、毎日とる食事だからこそ悩みはつきません。ここでは食事のポイントをお知らせします。

①主食、主菜、副菜のそろった食事を目指してみよう

栄養バランスを整えるには主食・主菜・副菜を組み合わせた食事がポイントです。

主食:米、パン、めん類などの穀類を材料とする料理で、主に炭水化物の供給源となります。
主菜:魚や肉、卵、大豆製品などを使った料理で、主にたんぱく質の供給源となります。
副菜:野菜などを使った料理で、主食と主菜に不足するビタミン、ミネラル、食物繊維などを補います。

主食、主菜、副菜というと定食型が思い浮かびますが、組み合わせた料理でも活用できます。

例えばミートスパゲティーとサラダの組み合わせの場合
主食 + 主菜 = ミートソーススパゲティー
副菜      = サラダ

②色々な食品を食べましょう

健康を維持するためには、色々な栄養素が必要です。
食品によって含まれる栄養素は違い、色々な食品を摂ることで必要な栄養素を摂取することができます。
「今日の食事には、昨日使っていない食品を1つ入れてみよう」など、食べる食品の種類を増やしましょう。

③野菜を摂取しましょう

野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。
多くの研究で、野菜を多く食べる人は脳卒中や心臓病などにかかる確率が低いという結果が出ており、健康な生活を維持するための目標の1つに「野菜類を1日350g以上たべましょう」と掲げられています。
現在の日本人の野菜摂取量は約280g(令和4年国民健康・栄養調査より)と70g目標量に足りていない状況です。食事の中に野菜を取り入れることを意識してみましょう。

④食塩の摂取量を意識する

野菜の摂取量の他に、健康な生活を維持するための目標として掲げられているのが食塩の摂取量です。
摂取目標量は男性7.5g、女性6.0gですが、現在の日本人の摂取量はおよそ10g(令和4年国民健康・栄養調査より)と目標量を大きく上回っています。
食塩の主な摂取源は料理をつくるときに欠かせないしょうゆやみそなどの調味料です。日頃の味付けは薄味を意識してみましょう。
「減塩食品」などを使用するのもポイントです。

1食で完璧な食事をつくることはなかなか難しいです。
「今日は塩分を摂りすぎたから明日は少し控えよう」など、1週間単位でバランスを振り返ってみましょう。
バランスの良い食事も大切ですが、まずは食事を楽しむことが重要です。
①~④のポイントを参考にできることからはじめてみましょう。

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