食中毒予防の基本、手洗いの重要性
食中毒予防の3原則はご存じですか?
以下の食中毒を予防するために大切な3つのポイントのことをいいます。
▶︎ 菌を「つけない」
▶︎ 菌を「ふやさない」
▶︎ 菌を「やっつける」
この中の「つけない」で重要なのが手洗いです。
どうして手洗いが重要なの?
手には目に見えない細菌やウイルスがついています(汚いものを触ったからとかではなく、普段からどなたの手にもついています)。
そんな手で食品を使って料理をすると、触った食材で作った料理にも細菌やウイルスがついてしまいます。さらに手を洗わずに食事をしても同じように、食べ物に細菌やウイルスがついてしまいます。
どんな時に手を洗う?
- 食事の前
- 調理の前
- トイレの後
- 咳やくしゃみの後、鼻をかんだ後
- 動物と触れ合った後、お世話をした後
- 外から帰った後
手を洗うことで細菌やウイルスを落とすことができます。
「手洗い」の手順をおさらいし、細菌やウイルスをしっかり洗い流しましょう。
2度洗いも有効です
「ハンドソープでのもみ洗い」を長くして手洗いするよりも、「ハンドソープでもみ洗い後流水ですすぐ」までの手洗いを2回繰り返す「2度洗い」の方が、ウイルスをより減らすことができるという報告があります。
(森功次他:感染症学雑誌、0:496-500,2006)
普段の生活でも、調理する直前やトイレの後などは、効果の高い「2度洗い」をお勧めします。