ブルーム現象のお話
答え「2」。
温度の影響を受けて、「ブルーム現象」が起きているからです。
ブルーム現象とは、チョコレートに含まれているカカオバターが高い温度(28℃前後で溶け始めます)により表面に浮き出して、 冷えて固まると白く粉のように見える現象です。 ブルーム現象の起きたチョコレートは食べても害はありませんが、チョコレート本来のおいしさが失われており、風味や食感も異なって感じられます。
保管場所に気をつけましょう!
チョコレートは熱に対してデリケートなお菓子です。「ブルーム現象」を起こさないよう、保管場所には気をつけましょう。
● 直射日光に当てないでください
● 暖房のききすぎた部屋におかないでください
● 火のそばやストーブ、ヒーターなどのそばにおかないでください
※夏場に高温で柔らかくなったチョコレートを冷蔵庫に入れると、ブルーム現象が起きることがあります。
ブルーム現象はこんなところでも…
ブルームとは、「花が咲く」「蝋粉(ろうふん)」という意味の単語「bloom」が由来です。
チョコレートに白い粉がついたように見えるので、カビと間違えられることもありますが、チョコレートは水分が少ないので、カビが発生することはまずありません。
ブルーム現象はチョコレートだけでなく、カレールーやココア、脂質の多いクッキーなどでも起きることがあります。