イージーオープン缶(EO缶)のお話
 
                        「イージーオープン缶(EO缶)の仕組み」について
多くの缶詰が缶きりを使用せずに手軽にあけられるEO缶となっています。EO缶のフタには開封のための溝(スコア部)が設けてあり、 リング(プルタブ)を引き上げると、リングの先端が溝にあたって、溝が切れることでフタがあけられる仕組みになっています。
 
                             
								このような手軽さがある一方、EO缶は衝撃を受けたり、リングがわずかに持ち上がったりすると、溝が
								切れる(スコア切れ)ことがあります。このため製造工場では、フタがきちんと密封されているかを検査
								して出荷しています。
								スコア切れが発生した商品は、外観上に不具合がないように見えても、中身がもれ出たり、条件によっては中身がいたんでしまうことがあります。
								EO缶の取扱いには注意が必要です。
                                
リングがとれちゃう!?
 
                                フタをあけようとしたとき、リングがとれてしまうことがあります。 リングの先端が溝からずれた位置にある状態でリングを引き上げると、リング先端がフタ表面にあたってしまいます。 このとき、てこの原理でリングのつけ根に負荷が加わってしまい、つけ根部分からとれることがあります。 また、リングを左右にねじるようにあけると、リングがとれることがあります。
