食品へのにおい移りとは?未開封でも起こるにおい移りの原因
「いつも利用しているお米が石鹸のようなにおいがします」といった相談をいただくことがあります。
その原因の一つが「におい移り」です。食品へのにおい移りは意外と身近に起こる現象で、保管方法によっては未開封の食品でも発生することがあります。
お米に石鹸のようなにおいがする
お米はにおいを吸着しやすい性質があります。また、米袋には空気を抜くための通気孔があるため、未開封であっても近くににおいの強いものがあると、お米ににおいが移ることがあります。過去には、お米をにおいの強い柔軟剤と一緒に保管していたことで、石鹸のようなにおいが移ってしまった事例もありました。
におい移り以外にも、お米は虫の侵入やカビなどのおそれがあるため、1か月以上保存する場合は密閉できる容器に移して冷蔵保管することをおすすめします。
未開封の食品にもにおいは移る
密封されている食品でも、におい成分の粒子は非常に小さいため、包材を通過して移ることがあります。
過去にはカップ麺から防虫剤の成分が検出され、保健所などが製造メーカーに立ち入り調査した事例がありました。カップ麺は密封されフィルム包装もされていましたが、防虫剤の近くに保管されていたことで、防虫剤の成分がフィルム包装と容器を通り抜け、におい移りしたことが原因でした。
冷蔵庫や冷凍庫でも注意
「牛乳がいつもと違うにおいがする」といった相談を受けることもあります。
牛乳などの紙パックは、ポリエチレンでラミネートされていて液体は漏れませんが、におい成分を完全に遮断できるわけではありません。においの強いキムチやらっきょうなどの近くに保管すると、においが移ってしまうおそれがあります。
食品を保管する際は、一緒に保管するものからの「におい移り」にも配慮し、においの強いものと混在させないようにしましょう。