おいしくって安全なおはなし

妊娠中の食事で気を付けたいこと

健康に良いとされる食品でも、妊娠中は注意が必要な場合があります。特に、お魚やチーズ類は、良質なたんぱく質やカルシウムを多く含み栄養価が高い食材ですが、妊娠中の方には注意が必要な場合があります。

お魚について知っておいてほしいこと

魚には微量のメチル水銀が含まれていることがあります。胎児は胎盤を通して水銀を取り込みますが、体外に排出できないため、妊婦さんは注意が必要です。

食べる量に気を付けましょう

【大型の魚】本マグロ、カジキなどはメチル水銀の含有量が比較的高いので、妊婦さんは摂取を控えることが推奨されています。例えば、妊娠中の方は大型のマグロを『1週間に1回80g(マグロ刺身1人前)程度までにしましょう』としています。

<https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf>

※厚生労働省のパンフレット「これからママになるあなたへ」に一週間の食べ方が紹介されています。

【安全な魚】サケ、アジ、サバなどはメチル水銀の含有量が低いため、妊婦さんでも通常どおり食べることができます。また原料がマグロでも、ツナ缶は問題ありません。

なお、日本人の食生活では、水銀の耐容週間摂取量(※1)の56.7%(2023年)程度にとどまっており、胎児への影響を除けば、通常の食生活で過度に心配する必要はありません。また、妊娠中に対象となる魚を食べていた場合でも、過度に心配せず、妊娠に気付いてから摂取量の目安を参考にしていただければ大丈夫です。

(※1)耐用週間摂取量:人が一生涯にわたって毎日食べ続けても健康への影響がないとされる、1週間あたりの摂取量

ナチュラルチーズや生ハムなどに潜む、食中毒菌について

ナチュラルチーズ(加熱殺菌されていない乳製品)や生ハム、スモークサーモンなどは、リステリア菌が潜んでいて、増殖すると食中毒の原因になることがあります。リステリア食中毒にかかると流産の危険が高まるため、特に妊婦さんが注意する必要があります。リステリア菌に限らず、特に妊婦さんは免疫機能が低下しているため感染しやすく、より注意が必要です。

食べる時に気を付けること

•賞味期限や保存方法を守りましょう。

•リステリア菌は冷蔵庫内でも増殖しますが、加熱することで予防できます

•妊娠中は、できるだけ加熱調理したものを食べましょう。

•ピザなどで使用するシュレッドチーズなどには加熱が必要なものもあります。包材に注意書きを確認し、必要なものは必ず加熱調理したものを食べましょう。