ポストハーベスト農薬とは?収穫後に使用される農薬と安全性の考え方
ポストハーベスト農薬とは、農産物の収穫後に使用される農薬のことです。
海外では、長期間にわたる輸送中や保管中の果物をかびから守ったり、穀物に害虫が発生するのを防いだりする目的で使用されることがあります。ポストハーベストとは「収穫後」を意味します。
ポストハーベスト農薬と日本の規制
今から約50年前、米国産レモンから収穫後に使用された防カビ剤のオルトフェニルフェノール(OPP)が検出され、大きな問題となりました。当時、日本では食品に使用することが認められていなかったため、多くの商品が廃棄処分されました。
その後、日本では収穫後に使用される防かび剤などについて、農薬ではなく食品添加物として規制する仕組みが整えられました。現在は、オルトフェニルフェノール(OPP)のほか、ジフェニル、チアベンダゾール(TBZ)、イマザリルなどが食品添加物(防かび剤)として認められています。
この経緯については、「海外からの要請によって認可されたのではないか」といった見方が示されることもありました。
ポストハーベスト農薬の安全性
日本で使用が認められている防かび剤は、食品添加物として安全性評価が行われています。
また、使用できる食品や使用量、残存基準などが定められており、それらの基準に適合するよう管理されています。食品添加物として規制の対象とすることで、安全性の確認や基準に基づく管理が行われています。
ポストハーベスト農薬についてはさまざまな意見がありますが、日本では安全性評価と基準設定を行ったうえで管理する仕組みが整えられています。