カラメル色素とは?安全性の考え方について
カラメル色素は、飲料や菓子類、調味料などさまざまな食品に使われている着色料です。食品表示で目にする機会も多く、安全性について気になったことがある方もいるかもしれません。
カラメル色素に含まれるといわれる物質とは
カラメル色素について語られる際、「4-メチルイミダゾール」という物質が話題になることがあります。4-メチルイミダゾールは、国際がん研究機関(IARC)により「ヒトに対しておそらく発がん性がある(グループ2A)」に分類されています。同じ分類には、アクリルアミドや赤肉なども含まれています。
ただし、この分類は物質が持つ性質を評価したものであり、実際の摂取量を考慮した健康リスクの大きさを示すものではありません。
カラメル色素の安全性
4-メチルイミダゾールについては、世界各国の専門機関で摂取量を考慮したリスク評価が行われています。その結果、通常の食生活における摂取量では健康への影響は小さいと考えられています。
日本ではどのように管理されているの?
カラメル色素には製法の違いによりⅠ~Ⅳの4種類があります。このうち、4-メチルイミダゾールが含まれる可能性があるのはⅢとⅣです。日本では2015年に食品添加物の成分規格が改定され、カラメル色素ⅢおよびⅣについて、4-メチルイミダゾールが過剰に含まれないよう基準が設けられました。
このように、カラメル色素については安全性評価に加え、成分規格による管理も行われています。