食品に含まれるアルミニウムと健康影響
アルミニウムは、調理器具や食品添加物などに広く使われています。健康への影響について見聞きしたことがある方もいるかもしれません。ここでは、食品中に含まれるアルミニウムについて紹介します。
アルミニウムとは
アルミニウムは、土壌や空気中のちりなどに広く存在します。土壌などから吸収されたアルミニウムが野菜、穀類、魚介類などに微量に含まれるほか、膨脹剤、色止め剤などの食品添加物にも使用されています。
アルミニウムの健康影響について
アルツハイマー病とアルミニウムとの関連が指摘されることがありましたが、現在のところ因果関係を示す十分な根拠は確認されていません。
2017年に食品安全委員会(※)によりアルミニウムの安全性評価が完了し、健康に影響がない摂取量は体重1kg当たり2.1mg/週とされています。例えば、体重50kgの人の場合、1週間当たり105mgが目安となります。では、実際の摂取量はどのような状況なのでしょうか。
※食品安全委員会:専門家が食品の安全性を評価する機関
食品中のアルミニウムの摂取量
食品中のアルミニウムの主な摂取源は、ベーキングパウダーなどの膨張剤(硫酸アルミニウムアンモニウム、硫酸アルミニウムカリウム)と考えられています。
過去の調査では特に小児の摂取量が多いことがわかっていました。その後、アルミニウムを含む膨張剤の使用量低減や使用基準の設定などの対策が進められ、直近の調査では摂取量は大幅に減少しています。
また、アルミニウムはアルミ製の調理器具やアルミホイルから取り込まれることがありますが、食品安全委員会の評価では、通常の使用による摂取量は健康影響が懸念される水準ではありません。