今回は「これって添加物？」と思われる原材料を3つ紹介します。

たんぱく加水分解物

たんぱく加水分解物は大豆・とうもろこし・小麦等の植物性や動物性のたんぱく質を、酸や酵素などでアミノ酸に分解してつくります。食品にうま味やコクを付けるために使いますが、分類上は「食品」で、食品添加物ではないです。
製造中に不純物としてクロロプロパノール類が、ごく微量に生成されることがありますが、農林水産省がクロロプロパノール類の摂取量を調査したところ、毎日食べても問題ない量を大きく下回っていることから、健康への心配はないことが分かっています。また、業界でも低減対策に取り組まれています。
（酵素で分解する方法では生成しません。）

酵母エキス

ビール酵母やパン酵母などの酵母を分解、抽出することにより得られたうま味成分です。食品添加物ではなく昆布エキスなどと同様に食品に分類されます。味や風味をよくするために使用されています。

ブドウ糖果糖液糖

でんぷんを加水分解してつくられた糖類です。果糖がぶどう糖よりも多いものは、「果糖ぶどう糖液糖」と言います。糖類なので取りすぎには注意しましょう。