バーベキューを楽しむための食中毒予防
2023年8月1週(31号)夏に家族や友達とバーベキューをする方も多いのではないでしょうか。外での食事は、いつもの雰囲気と違い、少しわくわくしますよね。そんなバーベキューですが、夏の気温や屋外の調理は、食中毒が起こりやすい環境でもあります。楽しい思い出を食中毒で台無しにしないように、今回はバーベキューでの食中毒予防のポイントをお知らせします。
肉をよく焼いたら大丈夫?
食中毒予防の3原則は「つけない」「ふやさない」「やっつける」です。
肉の中心までしっかり火を通し、菌を「やっつける」ことも大切ですが、他にも調理器具からの「二次汚染」にも注意が必要です。
<ポイントはトングや箸、包丁などの使い方!>
生肉や生魚などを取り扱ったトングやお箸にも食中毒菌がついている可能性があります。生肉をつかんだトングで焼いた肉を触ると、焼いたお肉に食中毒菌がついてしまうかもしれません。
- 調理前と調理後のトングや箸は分けましょう。
- 加熱調理する食品としない食品では、別々のまな板や包丁を使いましょう。
分けて使うことが難しい場合は、加熱調理しない食品を先に切りましょう。
食材の保存もポイントです!
- 菌を増やさないために食材は低温に保つ必要があります。
食材(特に肉や魚)はクーラーボックスに入れ、保冷剤でしっかり冷やしましょう。 - 肉や魚介類には食中毒菌が付着している可能性があります。袋に入れ、他の食品に触れないようにしましょう。
バーベキューは大人も子どもも楽しめるレジャーのひとつです。
ぜひ今回のポイントを参考に食中毒を予防して、楽しい思い出にしてください。