キノコに白いカビ?
2020年12月1週(48号)
しめじの気中菌糸
「白カビのようなもの」は、キノコ特有の「気中菌糸」と呼ばれるものです。一見カビのように見えますが、菌糸が伸びている状態です。食べても問題はありません。気になる場合は軽く洗ったり、拭き取ったりしてお使いください。
キノコは冷蔵で保存しますが、食べる大きさに切り保存袋等に入れ冷凍保存する事もできます。1カ月程度を目安にご利用ください。
気中菌糸とは
キノコはカビと同じく菌糸でできていますが、子ども(胞子)をつくるときに目に見える大きさの「子実体」をつくります。これが一般に「キノコ」と呼ばれるものです。
この子実体(キノコ)の時に、時間経過や温度変化など何らかの原因で、もとの菌糸の状態に戻ってしまう事があります。この状態を「気中菌糸」と呼びます。
他のキノコ(エリンギ、舞茸、生キクラゲ、生しいたけなど)でもみられます。胞子が白い粉状に見られることもあります。