冷凍食品の解凍・調理のコツ
2019年11月1週(45号)冷凍食品は正しく解凍・調理してこそ、おいしく食べることができますが、解凍方法や調理方法を間違えると、せっかくの素材が台無しになってしまうことも。 美味しく食べるためにも、それぞれに合った解凍・調理をしましょう。
美味しく食べるための解凍のコツ
- 魚介類や肉類など、生のまま凍らせたもの
- 半解凍にするものは、解凍しすぎに注意しましょう。 えび、いか、シーフードミックスなどは、表面に氷の膜がついているので、そのまま調理すると水っぽくなってしまいます。ペーパータオルなどで拭き取ってから調理しましょう。
- 野菜類
- 大根おろしなどの一部の例外をのぞいて、冷凍野菜は凍結前に7~8割程度火が入った状態まで加熱されています。 そのため、加熱は生の野菜の2~3割の時間で十分です。冷凍野菜は凍ったまま、直接加熱して急速に解凍するのがコツです。
電子レンジでの解凍・調理のコツ
- 表示通りに温めたのに冷たかった事ありませんか?
- パッケージに記載されている方法で調理しても冷たい場合があります。原因として、
- レンジ内の置く場所による加熱のムラ
- 保存状態によって冷凍食品の温度が異なる
- 電子レンジの機種・使用年数
(古いレンジほど出力が落ちていきます) - 食材の具材に含まれる水分量のバラツキ
などの要因が考えられます。うまく温まらなかったときは、低い出力で、様子をみながらそのまま10秒程度ずつ温めてみてください。
- 電子レンジ内のどこに置くのが良い?
- お皿が回るターンテーブル式は、中心から遠い位置に食品を置いた方が、効率よく温まります。 回らないフラット式は、中心のほうが温まりやすいので、真ん中あたりにまとめて置きましょう。電子レンジのタイプに合わせて、置いてください。