おいしくって安全なお話2026年10号(農薬の安全性、気になるポイントを整理!)
野菜や果物を選ぶとき、「農薬って体に悪いのでは…」と心配になりませんか? でも、実は日本では農薬は厳しい安全基準のもとで使用されています。
◎気になる農薬の安全性
<農薬の安全性を確保するための登録制度>
農薬は、毒性・作物への残留・環境影響など様々な試験を経て、安全と判断されたものだけが使用が認められ、国により「登録」されます。この時、使用できる農産物や使用方法なども細かく定められます。「登録」されていない農薬を使用することはできません。
安全性の試験は
・病害虫防除の効果 ・急性毒性 ・発がん性などの人体影響
・農作物への残留 ・土壌や水生生物への影響 など
昭和40年頃は10試験でしたが現在(2022年)では約90試験に増加し、より幅広く安全性を確認しています。さらに最新の科学的知見に基づき登録済みの農薬を再評価する制度も導入されました。
<農薬が残った農産品を食べたときの安全性は?>
複数の機関によって人への安全性が確保されています。

さらに国や自治体が定期的に検査を行い、食の安全を確認しています。
◎生協の農薬の安全・安心の取り組み
①生協独自のブランド「栽培自慢」
栽培自慢の「こだわった栽培」は農薬の使用回数を一般栽培よりも3割以上減らして栽培しています。産地では、土づくりを工夫して病気に強い作物を栽培したり、虫を誘引する資材を利用して作物に虫を近づけないなど、様々な努力をしています。
②商品検査センターで農薬検査の実施
生協には独自の商品検査センターがあり、定期的にお届けしている農産物の農薬検査を実施しています。これまで20年間にわたり、商品検査センターでは農薬検査を実施していますが、検査をした4割の農産物からは農薬は検出されず、検出されたとしてもほとんどの場合、残留基準値を大きく下回ることを確認しています。
農薬は不安を感じやすいテーマですが、厳しい管理と科学的評価により、私たちの食卓は守られています。正しい情報を知って、安心して野菜や果物を楽しみましょう。

東海コープ