おいしくって安全なお話2026年2号(「これって食べても大丈夫?」白菜の黒い斑点のヒミツ)
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「お届けした白菜に黒い斑点が見られることがあり、「見た目が気になって食べるのが不安」とのお声をいただくことがあります。病気や虫の影響ではないかと心配になりますよね。
実際に口にしても大丈夫なのでしょうか。
●白菜の黒い斑点は何なの?
黒い斑点は病気やカビによるものではなく、白菜自体の生理現象です。一般に「ゴマ症」とも呼ばれ、抗酸化物質である「ポリフェノール」が蓄積して変色し、黒い斑点として白菜表面に現れます。
ゴマ症が発生する原因としては、肥料や降水量の過不足、高温や低温など天候不順、収穫期の遅れといった、生育段階でストレスを受けた時に出る症状と考えられています。

●食べても大丈夫なの?
病気やカビ、もちろん害虫の影響でもなく、黒い斑点の成分はポリフェノールですので、食べても全く害はありません。今まで黒い斑点をさけて食べていた方も、これからは無駄にすることなく、おいしくいただきましょう。味や風味への影響はほとんどないので、安心してお召し上がりください。



東海コープ