おいしくって安全なお話2025年48号(「海外製品の安心をつなぐフードチェーンの取り組み」-安全性と品質管理のしくみを紹介)
48号‗「海外製品の安心をつなぐフードチェーンの取り組み」ー安全性と品質管理のしくみを紹介.pdf
海外製品は製造現場が遠く、また衛生状況や品質基準が日本とは異なる場合があることから、不安を感じるとの声をお聞きします。東海コープでは、海外製品を取り扱う際に、国内製品と同様の品質チェックに加え、海外製品ならではの確認も行っています。
●原料の生産から続く各段階を確認する「海外製品フードチェーン登録」
「フードチェーン」とは、食品の一次生産(原材料の生産)から、加工、流通、販売、最終的に消費されるまでの流れのことをいいます。各段階の情報が明確に把握され、それぞれの段階で適切な品質管理が行われていれば、最終製品の品質も保たれます。逆に管理が不十分だと、商品に不具合やトラブルが起きた場合に迅速に対応できず、また組合員の皆さんからの疑問にも十分に答えることができません。

東海コープで取り扱う海外製品(※)は、製品化までのフードチェーンを確認したものが取り扱われています。原料から商品になるまでの各段階で想定されるリスクと、その管理方法を、取り扱い前に報告書や記録類で確認しています。このことを「海外製品フードチェーン登録」といいます。
<海外製品フードチェーン登録での確認事項>
- 製品の製造から輸入に関わる事業
- 製造工場の品質点検実施状況
- 製品の出荷判定基準
- 輸出前の検査、輸入後の検査

※「海外製品」とは、表示に「輸入者」と「原産国」が記載されている製品で、輸入されている商品のことです。「輸入食品の安全性」については、過去のおいしくって安全なお話もご覧ください。


東海コープ