おいしくって安全なお話2025年43号("不安”を”理解”に変える!2週連続特集:農薬⑴農薬の使用状況と背景)
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食の安全については「農薬が心配…」という声をよく聞きます。農薬が何のために使われているのか、食べ物にどれだけ残っているかなど、分かりづらい部分が多いため不安に感じるのは自然なことです。そこで今回から2週にわたり、農薬をテーマにお話します。第1回は農薬の使用についてです。
◎農薬を使わないと食生活に影響がでるかも
日本では高温多湿で病害虫が発生しやすく、 農作物を守るために対策が必要です。また、 農業の人手不足や高齢化により、農作業の負担を軽減する必要性も高まっています。
農薬を使わないと、病気や害虫の影響で 収穫量が減ったり、品質が落ちたりすることがあります。そうなると、私たちが食べられる農作物が減り、農家の収入にも影響が出ます。安定した生産は、私たちの食生活を守るためにも大切です。
◎農薬の安全性はどう確認しているの?
農薬は、残留した農産物を食べた人への影響は当然として、使用者への影響や環境への影響などさまざまな安全性試験をクリアしたものだけが使われています。農作物ごとに残留してもよい量(残留基準値)を決める事で食べた人への安全性は、確保されています。
今回は、農薬の使用状況やその背景についてご紹介しました。大切なことは、正しく恐れたうえで必要な対応をすることです。
生協では組合員から寄せられる農薬に関する不安に応えるために、お届けしている商品を検査で確認しています。次回は、検査結果を交えながら、生協の農薬に関する取り組みについて紹介します。
東海コープ