おいしくって安全なおはなし

知っていますか?保健機能食品

2019年5月2週(19号)

一日に必要な栄養成分が不足しがちなとき、トクホなどの機能性を表示している食品(健康の維持及び増進に役立つ)などを利用する方もいらっしゃると思います。
今回は機能性が表示できる食品についてのおはなしです。

保健機能食品とは?

食品に分類されますが、機能性を表示する事が認められた食品を「保健機能食品」といい、その中には以下に説明する「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」が含まれます。

特定保健用食品(トクホ)

健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、その摂取により、特定の保健の目的が期待できる、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が許可されている食品です。 表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可しています。

栄養機能食品

1日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)の補給・補完のために利用できる食品です。 すでに科学的根拠が確認された栄養成分を一定の基準量を含む食品であれば、特に届出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができます。 この食品は、1日の摂取目安量を守らなければいけません。ですから、栄養成分表示は1日あたりの摂取目安量を表示しています。

機能性表示食品

 「おなかの調子を整えます」など、特定の保健の目的が期待できる食品(健康の維持及び増進に役立つ)の機能性を表示することができる食品です。事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示されています。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届けられますが、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
※消費者庁HPより抜粋

なんとなく健康に良さそうな特別な食品のようですが、これらの食品を偏って食べても健康になるわけではありません。基本は、バランスのとれた食生活が最も重要です。