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おいしくって安全なお話2020年6号(カラメル色素の安全性について)

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 カラメルは最も多量に使用される着色料であるため、目に留まる機会が多くなります。着色料として使用される食品添加物のカラメルには、発がん物質が含まれると言われることがあり、気になる添加物のひとつです。今回は食品添加物「カラメル色素」の安全性についてです。

●カラメル色素に含まれる発がん物質とは
 カラメル色素に含まれているといわれる発がん物質は、4-メチルイミダゾールという物質です。この物質は国際がん研究機関(IARC)によると「ヒトに対して、おそらく発がん性がある」(2A)に分類されています。こういわれると驚くかもしれませんが、同分類にはポテトチップスなどに微量に含まれるアクリルアミドなどもあります。IARCの分は、がんになり易さを示しているのではありませんので、この評価だけで心配する必要はありません。

●カラメル色素の安全性
 IARCの評価だと一見ドキッとします。しかし、世界各国の専門機関によるリスク評価(食べる量と健康影響の評価)では、常識的な摂取量では特に問題ないと考えられています。
 F D A(米国食品医薬品庁)の調査では「米国内で流通するコーラに由来する4 -メチルイミダゾールは、体重70kgの人が1日にコーラを1,000缶飲んでも安全」としています。これは少し極端な表現かもしれませんが、要約すればリスクはゼロではないが、心配するほどではないと読み解くことができます。

●カラメル色素の安全性を担保する日本の規制
 カラメル色素は製法によりⅠ~Ⅳが存在します。このうち、4-メチルイミダゾールが含まれる可能性があるのはⅢとⅣです。日本の食品添加物の成分規格では、カラメル色素のⅢとⅣに対して4-メチルイミダゾールが過剰に含まれないように基準をつくっています。
 この基準により、カラメル色素に含まれる4-メチルイミダゾールの健康影響を無視できるレベルに管理できています。

心配するほどではない…。といえども、生協では使う必要のない食品添加物は使用しないという考え方は基本的には変わっていません。しかし、危険性を煽る情報に便乗するのではなく、正しい情報をきちんと提供する事が生協の役割だと考えています。

東海コープ