過冷却現象と凍らせる裏ワザ
「過冷却現象」が起こっているのです。そんなときは、少し刺激を加えると凍りはじめます。
「過冷却」とは安定した状態でゆっくりと温度を下げていった場合、凍り始める温度(水の場合0℃）になっても液体の状態を維持する現象です。 果汁入りの液体は、果汁に含まれる成分の影響で凍りにくい場合がありますが、品質に問題はありません。
うまく凍らないときは軽く衝撃を加えて、再度冷凍庫へ！
液体を構成する分子が凍る（結晶化する）ためには刺激などで核を生成させなければなりませんが、 核の生成が不十分で極めて平静な安定した状況になると、液体が凍るはずの温度（凝固点）以下になっても液体のままの状態を保持してしまうことがあります。 過冷却現象を起こしている時は、液体になるか、凍るか不安定な状態下にあります。 このような状態の場合には、軽く叩くなどの刺激を与え再び冷凍庫に入れることで、凍り始めます。
