おいしくって安全なおはなし

お米をおいしく食べるには…
お米は生鮮品!保存場所に注意し、
おいしく食べきりましょう

2019年9月2週(37号)

お米は野菜と同じ農産物です。精米したての鮮度が最も良く、保存中の温度や湿度、直射日光の影響で風味が変化したり、 乾燥によるひび割れが起きて本来の食感が損なわれたりすることがあります。また、においが吸着しやすい性質もあるので保存方法にも気をつけてなるべく早く食べきりましょう。

1ヶ月を目安に消費しましょう

気温の高いこの時期は30日、気温が低くなる冬場は45日くらいを目安に消費することをおすすめします。

  1. 使い切れる量を計画的に!
    お米には2kgや5kgといった量の違う商品もあります。ひと月で消費できる量の商品を購入しましょう。
  2. 購入後はすぐに密封できる容器へ!
    保存容器はこまめに清掃し、お米は継ぎ足さず、使い切ってから新しいお米を入れましょう。

豆知識

お米の袋は、輸送中の衝撃や圧力で袋が破れることを防ぐため、空気穴があります。商品によって穴の位置や形状は異なります。

完全に密封した状態ではありませんので、周囲の湿気や袋に付着した水分が空気穴から入り込み、お米の変色やカビの原因になることがあります。

また、お米は虫の食害を受けやすく、空気穴から出るお米のにおいに誘引され袋を喰いちぎって侵入した事例も確認されています。 (毎年40~50件ほど米の袋の中に虫がいるという声が寄せられています。)

家庭では保存場所に気を付け、袋のまま長期間保管しないようにしましょう。